<2019年2月のひとりごと>

 
 先日開催された大阪国際女子マラソンに出場した4名の記録を参考に
今回のマラソンを分析・評価してみたい。
☆木村選手 2°54′11″(前半のハーフ1°25′47″、後半のハーフ1°28′24″)
☆藤山選手 3°04′26″(前半のハーフ1°23′45″、後半のハーフ1°40′41″)
☆小猿選手 3°07′02″(前半のハーフ1°34′22″、後半のハーフ1°32′40″)
☆鎌田選手 3°07′05″(前半のハーフ1°28′44″、後半のハーフ1°38′21″)

<ハーフのベスト記録>
★藤山 1°18′27″
★木村 1°23′47″
★鎌田 1°23′57″(入会後の記録)
★小猿 1°32′00″

<5000mのベスト記録+1′30″から算出した5k毎のラップとマラソン可能記録>
藤山 17′49″→19′19″→2°43′10″
鎌田 18′35″→20′05″→2°49′40″
木村 18′42″→20′12″→2°50′46″
小猿 20′35″→22′05″→3°06′00″

今回、このレースで自己ベストを更新した木村、小猿、両選手の走りに良い意味の特徴が出ているので
コメントしたい。
まず木村選手であるが、5000mの記録から20分前半のラップが可能で今回25kまで理想に近いペースで
レースを進めた。
30k以降少しペースダウンしたが大きく崩れることなく走りきった精神力は成長の証である。
今後50分を切るマラソンに必要なことは、基本スピード+スピード持久力のグレードアップである。
その為にはトラックの5000mやハーフマラソンへ積極的にチャレンジすることである。
スピードとスピード持久力のアップを図ることが出来れば記録を大幅に短縮できると確信する。
データから想像以上の走りを披露したのが小猿選手。
初めての国際舞台で自己記録を10分近くも短縮したが、そのレース内容は実に冷静沈着で、
前半のハーフ1°34′22″に対し、後半を1°32′40″と1′42″ペースアップするネガティブスプリットを
実現させた。
また5000mのベストから算出した可能ラップは22′05″であるが、30k以降で全てこのラップを上回って
いる。
体調がが万全でなく(シンスプリントを痛めていた)石橋を叩いて渡る的スタイルで練習を進めてきたが、
最低限の練習で最大の成果を引き出した精神力は最高の評価に値する。
今回のレーススタイルが小猿選手の理想のマラソンで、今後もこのスタイルを基本に厳しい練習に耐えながら成長してほしい。
マラソンはsongやカブキと同じで自己表現の競技である。
42.195kというとてつもなく長い距離を走る舞台で、それを演じきった選手は強い。
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